遺品整理の流れを完全解説|何から始めるか迷ったときのガイド

遺品整理は、まず「関係者への連絡と日程調整」から始めるのが一般的です。いきなり荷物を動かすと、遺言書や通帳を見落とすリスクがあります。全体の流れは「連絡・日程調整→仕分け→貴重品確認→形見分け→不用品処分→供養→簡易清掃・明け渡し」の7ステップで整理できます。

業者に頼む前に自分で進める選択肢は自分で遺品整理をする手順で整理しています。

搬出後の室内をさらに整えたい場合は遺品整理後のハウスクリーニングもご利用いただけます。

この記事では、初めて遺品整理に直面した方が「何から手をつければいいか」を迷わず判断できるよう、各ステップの具体的な手順・費用目安・業者選びのポイントを大田区の地域情報も交えて解説します。

たての遺品整理 代表 舘野 久璃洲

監修

たての遺品整理 代表

舘野 久璃洲

遺品整理士 / 宅地建物取引士

新卒から不動産業界で活躍し、大手不動産会社で勤務したのち、たての遺品整理の代表として活動。大田区でリフォーム事業を営む中で遺品整理のご相談が多く、地域密着で丁寧・誠実な対応を心がけています。

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目次
  1. 遺品整理とは?まず何から始めるかが重要な理由
  2. 【全体像】遺品整理の流れ7ステップ
  3. STEP1|関係者への連絡と日程調整
  4. STEP2|遺品の仕分け(残す・処分・形見分け)
  5. STEP3|貴重品・重要書類の確認と保管
  6. STEP4|形見分け・遺族間での分配
  7. STEP5|不用品の処分(粗大ゴミ・回収業者・買取)

遺品整理とは?まず何から始めるかが重要な理由

遺品整理とは、亡くなった方の持ち物を整理・処分・分配する作業のことです。感情的な負担が大きいだけでなく、手順を誤ると取り返しのつかないトラブルに発展することがあります。

特に注意したいのが「貴重品の見落とし」と「親族間のトラブル」です。遺言書を捨ててしまった、通帳や印鑑を紛失した、という事例が見られます。また賃貸物件では、明け渡しの期限(一般的に死亡から1〜2か月以内)があるため、早めに全体像を把握して動き出すことが欠かせません。

遺品整理で最初にやること3つ

  • 親族・関係者へ連絡し、日程を仮決めする
  • 遺言書・通帳・印鑑・保険証書など貴重品の場所を把握する
  • 賃貸物件の場合は管理会社へ連絡し、明け渡し期限を確認する

【全体像】遺品整理の流れ7ステップ

全体を7つのステップに整理すると、何から着手すべきかが明確になります。慌てて処分を始めると後悔につながるため、この順序で進めることをお勧めします。

  1. STEP1|関係者への連絡と日程調整
    親族や故人と関わりのあった方々に連絡し、作業の参加者と日程を決める
  2. STEP2|遺品の仕分け
    「残す・処分・形見分け・売却」の4カテゴリに分類する
  3. STEP3|貴重品・重要書類の確認と保管
    遺言書・通帳・印鑑・保険証書・権利書などを探し出し、安全な場所に保管する
  4. STEP4|形見分け・遺族間での分配
    故人の意思や遺族の希望をもとに、形見として受け取るものを決める
  5. STEP5|不用品の処分
    粗大ごみ・回収業者・買取サービスなどを活用して不用品を片づける
  6. STEP6|遺品の供養・お焚き上げ
    写真・手紙・人形など捨てにくいものを寺社やお焚き上げサービスで供養する
  7. STEP7|部屋の簡易清掃・明け渡し・解約手続き
    簡易清掃・原状回復を行い、賃貸契約や公共料金・郵便物の解約・転送手続きをまとめて行う

STEP1|関係者への連絡と日程調整

遺品整理の最初の一手は「誰が・いつ・何をするか」を決めることです。一人で抱え込まず、親族全員で役割分担するのがトラブル防止の基本です。

いつ着手するかを迷う場合は遺品整理のタイミングも参考になります。

連絡すべき相手は、同居していた家族だけでなく、故人の友人・勤務先・行きつけの店なども含まれる場合があります。遺品の中に「誰かへの贈り物」や「預かり物」が含まれていることもあるためです。

  • 日程調整のポイント
    四十九日法要の前後に行うケースが多いですが、賃貸物件では家賃発生を止めるため1〜2週間以内に着手することも必要です。
  • 役割分担の決め方
    「仕分け担当」「写真・書類担当」「搬出担当」など、作業ごとに担当者を決めると当日がスムーズに進みます。
  • 死亡届・行政手続き
    死亡届は死亡を知った日から7日以内に提出が必要です(国内の場合)。年金・健康保険・公共料金の解約手続きも並行して進めましょう。

参考:厚生労働省「死亡に関する各種手続きについて」

STEP2|遺品の仕分け(残す・処分・形見分け)

仕分けは「全部を一度に決めようとしない」ことが鉄則です。まず大まかに4つのカテゴリに分けるだけで、作業の見通しが立ちます。

カテゴリ 対象の例 判断の目安
残す(保管) アルバム、賞状、思い出の品 遺族が手元に置きたいもの
形見分け 衣類、時計、装飾品 故人が大切にしていたもの
売却・寄付 家具、家電、貴金属、書籍 状態が良く他者が使えるもの
処分 消耗品、食品、衣類(傷み) 再利用が難しいもの

判断に迷うものは「保留ボックス」に入れ、後日改めて判断するのが現実的です。感情が落ち着いてから見直すと、手放せるものが増えることもあります。

仕分けで急いではいけないもの
手紙・日記・写真などは、親族が確認する前に処分するとトラブルの原因になります。全員が目を通してから判断を決めましょう。

STEP3|貴重品・重要書類の確認と保管

遺品整理で最も見落とせないのが貴重品と重要書類の確認です。タンスの奥・押し入れ・衣類のポケット・仏壇の引き出しなど、意外な場所に保管されているケースが多くあります。

必ず確認すべき書類・貴重品のリスト

  • 遺言書(公正証書・自筆どちらも)
  • 通帳・キャッシュカード・印鑑
  • 生命保険・医療保険の証書
  • 不動産の権利証・登記識別情報
  • 有価証券・株式の証明書
  • 年金手帳・雇用保険被保険者証
  • クレジットカード・ローン契約書
  • デジタル遺品(スマートフォン・PC・SNSアカウント)

相続税の申告が必要な場合、相続開始を知った日の翌日から10か月以内に申告・納税する必要があります。財産の評価方法については国税庁のサイトで確認できます。

参考:国税庁「相続財産の評価」

自筆の遺言書が見つかった場合は注意
自筆証書遺言は、開封前に家庭裁判所で「検認」の手続きが必要です。勝手に開封するとトラブルが生じる可能性があります。

STEP4|形見分け・遺族間での分配

形見分けは「故人が大切にしていたもの」を遺族や親しかった人々に分ける行為です。感情的な対立が生まれやすい場面でもあるため、事前のルール決めが欠かせません。

一般的には四十九日の法要後に行うケースが多いですが、遠方の親族が集まっているタイミングで同日に行うこともあります。高額な貴金属や骨董品は相続財産に含まれる可能性があるため、形見分けの前に相続人全員の同意を得ておくと安心です。

  • 形見分けの進め方
    故人の意思(遺言・生前の発言)を最優先にしつつ、希望が重なったものは話し合いで決める。写真に撮って記録を残しておくとトラブルを防げます。
  • 遠方の親族への対応
    実物を見せられない場合は写真リストを共有し、希望をリストアップしてもらう方法が現実的です。

STEP5|不用品の処分(粗大ゴミ・回収業者・買取)

不用品の処分は「ゴミとして出す」「業者に回収してもらう」「買取に出す」の3つが主な選択肢です。費用を抑えるなら自治体の粗大ごみ収集を活用するのが一般的です。

  • 自治体の粗大ごみ:費用が抑えられる傾向(大田区では1点数百円から数千円程度の目安)が、収集日の予約が必要で即日対応は難しい
  • 不用品回収業者:即日対応・まとめて搬出が可能。ただし無許可業者には要注意
  • リサイクルショップ・買取:状態の良い家電・家具・衣類は買取に出すと費用を抑えられる

廃棄物の処理は廃棄物処理法の規制対象です。一般廃棄物を収集・運搬できるのは自治体から許可を受けた業者のみです。

参考:環境省「一般廃棄物処理に関する情報」

大田区で業者を選ぶポイントは大田区の遺品整理業者おすすめ選び方、費用の目安は遺品整理の費用相場もあわせてご確認ください。まずは無料見積もりからお気軽にご相談ください。

たてのリフォーム編集部

執筆

遺品整理情報メディア

たてのリフォーム編集部

大田区を中心に、遺品整理・生前整理・特殊清掃に関する情報を発信しています。現場知見と業界知識をもとに、読者の疑問に答える記事を制作しています。

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